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2月の自動車販売、乗用車・二輪車ともに堅調に推移

(インド)

ベンガルール発

2021年04月01日

インド自動車工業会(SIAM)は3月10日、2月の自動車統計(出荷ベース)を発表した。乗用車販売〔多目的車(UV)とバンを含む〕は前年同月比17.9%増の28万1,380台となり、2月の過去最高の販売台数を更新した(添付資料表1参照)。うち、一般乗用車は4.4%増の15万5,128台、バンは4.3%増の1万1,902台とそれぞれ再びプラス成長に転換した。UVは11万4350台で、45.3%増の大幅増となり、引き続き乗用車販売全体を牽引した。

乗用車販売をメーカー別でみると(添付資料表2参照)、主要メーカー12社のうち10社がプラス成長を記録。首位のマルチ・スズキの販売台数は前年同月比8.3%増の14万4,761台と再びプラス成長に転じ、約50%の市場シェアを維持している。韓国の現代は29.0%増の5万1,600台、起亜は6.8%増の1万6,702台と、それぞれ堅調な伸びを続けている。日系メーカーでは、トヨタ・キルロスカが35.9%増、ホンダが28.3%増、日産自動車が4倍以上の高成長を見せた。車種別では、スズキの「ビターラブレッツァ」と「エス・クロス」、現代の「ベニュー」と「クレタ」、起亜の「セルトス」、MGモーターの「ヘクター」、トヨタの「アーバンクルーザー」など小型SUV(スポーツ用多目的車)を中心に、UVセグメントが依然として乗用車販売を支え続けている。

二輪車は前年同月比10.2%増の142万6,865台となり、好調な伸びを続けている(添付資料表3参照)。うち、スクーターの販売台数が10.1%増の46万4,744台、オートバイは11.5%増の91万323台となり、それぞれ2桁台の伸びを見せた(添付資料表3参照)。

乗用車、二輪、三輪車を含む全体の自動車販売総数は前年同月比10.2%増の173万5,584台だった(商用車の単月販売データは未公表)。

インドの乗用車、二輪車販売は2018年度(2018年4月~2019年3月)まで好調な成長を続けていたが、その後、経済停滞や新型コロナウイルス感染拡大により打撃を受けてきた。SIAMの分析によると、直近は7カ月連続でプラス成長を続けているものの、通年(2020年4月~2021年2月)では、乗用車の販売台数が2015年度の同時期、二輪車が2014年度の同時期の水準を下回る状況にある。今後については「一部の州での新型コロナウイルス感染再拡大のほか、半導体関連部品や鉄鋼などの原材料不足、それに伴う価格高騰、自動車部品輸送用のコンテナ不足による物流コスト上昇など、サプライチェーン関連の不安要因はまだ続くため、不透明感が引き続き残る」との見方を示している。

(ディーパック・アナンド)

(インド)

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