深セン市、外国人のワクチン接種の予約を4月21日から再開

(中国)

広州発

2021年04月22日

中国の深セン市衛生健康委員会の発表によると、同市では4月21日から外国人に対する新型コロナウイルスワクチン接種の予約を再開した。

広東省では、4月12日から新型コロナウイルスのワクチン接種を外国人にも拡大するとし、広州、深セン、仏山、東莞、珠海の5都市を「重点接種対象都市」に指定し接種を開始していた(2021年4月14日記事参照)が、深セン市については、「深セン市免疫規画情報管理システム」を「広東省ワクチン流通・予防接種管理システム」と統合させるため、17日から19日までの間、接種の受付を一時停止していた。

深セン市衛生健康委員会の発表によれば、外国人向けの接種予約、場所など、具体的には以下のとおり。

  1. 再開時間:4月21日午前8時から。
  2. 対象:広東省に在住する年齢が18~59歳(60歳以上の場合、特別な理由で接種が必要、かつ体調が良好であることが条件)の外国人。
  3. 料金:社会保障医療保険に加⼊していれば無料、加入していない場合は1回当たり100元(約1,700円、1元=約17円)。
  4. 持参書類:外国人の場合は外国人永久居留証またはパスポート、有効な居留許可証、医療保険に加入している場合は医療保険付保証明書。
  5. 接種ワクチン:中国製の不活化ワクチンを2回接種する。
  6. 接種の予約:「粤康通(広東省衛⽣健康委員会のWeChat公式アカウント)」を通じて時間と場所を予約。4月22日時点では7カ所の指定病院で接種可能。
  7. 留意事項:接種前に同意書と免責承諾書などに署名の上、健康状態を係員に説明。ワクチン接種後は副反応が出やすいので30分間の院内経過観察が必要。

(注)WeChat公式アカウントは深セン市衛生健康委員会のウェブサイトに掲載されているQRコード外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますを参照。

(盧真)

(中国)

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