広東省、新型コロナウイルスのワクチン接種を外国人にも拡大

(中国)

広州発

2021年04月14日

中国の広東省人民政府外事弁公室は4月9日、同省での新型コロナウイルスワクチンの接種対象を12日から外国人にも拡大すると発表した。接種の申し込みは任意で、社会保障医療保険に加入していれば費用は無料となり、加入していない場合は1回当たり100元(約1,660円、1元=約16.6円)を支払う。

広州市人民政府外事弁公室によると、ワクチンは中国製の不活化ワクチンを使用して2回接種する。接種の予約は「粤康通」という広東省衛生健康委員会のWeChat公式アカウント(注)を通じて行う。予約完了後は予約した時間・場所に、外国人永久居留証またはパスポートに加えて、有効な居留許可証を持参し、接種前に同意書と免責承諾書などに署名の上、健康状態を係員に説明する必要がある。

同省内各市のワクチン接種開始時期は都市ごとに異なるが、省衛生当局は、香港やマカオに隣接し、海外との接触が多い広州、深セン、佛山、東莞、珠海の5都市を「重点接種対象都市」に指定し、優先するとしている。

(注)WeChat公式アカウントは広東省人民政府外事弁公室のウェブサイトに掲載されているQRコード外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますを参照。

(盧真)

(中国)

ビジネス短信 2ceb62c6a2e9154c