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2月の小売売上高、前年同月比で25カ月ぶりにプラス

(香港)

香港発

2021年04月02日

香港特別行政区(以下、香港)政府統計処は3月30日、2月の小売売上高(速報値)が前年同月比30.0%増の約295億香港ドル(約4,130億円、1香港ドル=約14円)で、25カ月ぶりのプラス成長になったと発表した(添付資料図参照)。ただし、春節(旧正月)の時期が前年と異なる(2020年の春節は1月、2021年は2月)ことを踏まえて1月と2月の合計値を比較したところ、前年同期比2.7%増となっている。

なお、2月の小売売上高のうち、オンライン販売額は全体の約6.1%を占め、約18億香港ドルとなり、前年同月比56.5%増と大きく伸びている。

業態と品目別にみると、最も上昇した主な品目は「宝飾、時計および高級贈答品」で、約2.14倍の約33億2,000万香港ドル。その他で上昇幅が大きかったのは「衣類、靴および関連商品」で、89.4%増の約32億2,000万香港ドルだった。これまで好調だった「スーパーマーケット」が1月に続きマイナスとなり、前年同月比6.0%減の約44億9,000万香港ドルとなった(添付資料表参照)。

香港政府報道官は「2月の小売売上高は前年同月比で大きく上昇しているが、比較対象となる前年同月が新型コロナウイルスの影響で低水準であったことや、春節の時期が前年と異なることを考慮する必要がある。1月と2月の小売売上高を合算すると、前年同期比ではわずかながらのプラスだ。香港のインバウンド観光業が停止した状態であり、近い将来の小売業のビジネス環境は引き続き厳しい状態が続くと思われる中、できる限り早期に新型コロナウイルスの影響をコントロール下に置き、国境を越えた観光を再開できるような環境とすることが重要だ」とコメントしている。

また、香港小売管理協会の謝邱安儀主席は「今後数カ月は、前年同期比でプラスの数字が計上されると考えられるが、それは単に前年の数値が低かったためであり、回復しているとは程遠い状況にある」と述べている(「サウスチャイナ・モーニングポスト」紙3月31日)。

(野原哲也)

(香港)

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