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EUとユーロ圏の1月の失業率、ともに前月比で横ばい

(EU、ユーロ圏)

ブリュッセル発

2021年03月09日

EU統計局(ユーロスタット)の3月4日の発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますによると、1月のEU27カ国全体の失業率(季節調整済み)は前月から横ばいで7.3%、ユーロ圏19カ国でも横ばいの8.1%だった(添付資料表参照)。

1月の失業率を加盟国別にみると、2015年11月以降、加盟国の中で最も低い失業率を維持していたチェコに代わり、ポーランドが3.1%と最も低くなった。最も失業率が高い加盟国はスペインの16.0%(ただし、最新データが未発表のギリシャは2020年12月時点で16.2%)だった。

失業率が前月から悪化した加盟国は、ハンガリー(0.8ポイント増)、リトアニア、ポルトガル(ともに0.4ポイント増)、ラトビア(0.3ポイント増)、など11カ国だった。

他方、7カ国では前月比で失業率が改善し、中でもキプロスとクロアチアはともに0.5ポイント改善した。

また、1月のEUの失業者数は1,566万3,000人で、前月比2万9,000人増、そのうちユーロ圏は1,328万2,000人で8,000人の増加となり、EUの失業者のほとんどはユーロ圏の失業者が占めている。前年同月比では、EUで146万5,000人増、ユーロ圏で101万人増となった。

同月の25歳未満の若年層の失業者数は292万9,000人で、このうち235万6,000人がユーロ圏の失業者だった。若年層の失業者数の変化を前月比でみると、EUでは3,000人の増加、ユーロ圏では1万5,000人の減少となった。しかし、前年同月比では、若年層の失業者数は、EUで18万4,000人の増加、ユーロ圏では8万9,000人の増加となった。

若年層の失業者数を加盟国別にみると、スペイン(58万8,000人、若年層失業率:39.9%)とフランス(51万人、18.4%)が最も多かった。フランスでは、若年層失業率が前月から0.3ポイント悪化した一方、スペインは前月から0.8ポイント改善した。若年層失業率が最も低かったのはドイツ(6.2%)で、最も高かったのはスペイン(39.9%)だった。

なお、ユーロスタットによると、新型コロナウイルスに関連した制限措置を受けて、感染拡大以前に比べ、失業手当の申請件数は著しく増加している(注)。

(注)新型コロナウイルス危機がEU労働市場に及ぼした影響の詳細は、2020年第3四半期(7~9月)の「労働力調査(LFS)」も参照(2021年1月15日記事参照)。

(大中登紀子)

(EU、ユーロ圏)

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