韓国は新型コロナワクチンの接種を2月26日から開始

(韓国)

ソウル発

2021年03月02日

韓国の疾病管理庁は2月25日、1月28日に発表した新型コロナウイルスのワクチン予防接種計画(2021年2月3日記事参照)に基づき、2月26日から開始されるワクチン接種の対象人数、接種場所などを公表した。

1.接種計画

(1)2月26日から、療養病院、療養施設に入院、入所している65歳未満の患者および医療従事者28万9,000人を対象に、アストラゼネカ製ワクチンを接種。方法は、療養病院、医療機関または保健所で接種、もしくは契約した医師が施設を訪問して接種する。

(2)2月27日から、新型コロナウイルス感染者の治療病院の医療従者5万5,000人を対象にCOVAXファシリティーを通じて供給されたファイザー製ワクチンの接種を開始。接種方法は、第1週は、中央予防接種センターでの接種、第2週以降は順次、地域予防接種センターに拡大の予定。

2.ワクチン接種の同意

2月8日から、予防接種対象者は「コロナ19予防接種管理システム」を通じて登録し、2月25日時点で同意者は34万3,978人〔1.(1)および(2)の合計〕、予防接種対象者数に占める割合が94.0%となった。

3.予防接種後の管理

副反応発生時、速やかに申告し、体系的な管理を行うため、「予防接種サポートページ外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」に副反応についての申告機能を設けた。予防接種後、同ホームページを通じ、「予防接種証明書」(韓国語および英語)を発行できる。

4.接種状況の確認

2月27日から、累積、1日の接種状況、全国および地域別の接種人数、副反応申告状況などを特設のホームページ外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますにおいて公表する。

(当間正明)

(韓国)

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