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米テキサス州、フェースカバー着用令解除後も大多数は着用継続の意向

(米国)

ヒューストン発

2021年03月12日

米国テキサス州では3月10日、新型コロナウイルス感染拡大に伴うフェースカバー着用令が解除された(2021年3月3日記事参照)。解除後、今のところ目立った混乱は報じられていない。ヒューストン市内の商業施設やスーパーなどでは、解除前と変わらずフェースカバーを身につけた客でにぎわっていた。

州内放送局KXANが規制解除前に実施したオンライン調査(3月8日時点、回答者975人)によると、「(解除後も)長期間はマスク着用を続ける」(54.9%)、「米国疾病予防管理センター(CDC)が着用をやめても良いとする新ガイドラインを出すまで着用を続ける」(21.8%)が多数を占める。「解除日に着用を止める」は19.5%にとどまった。規制解除で行動を変える人は現状では少数派のようだ。

ヒューストンやサンアントニオ、ダラス、オースティンなど州内主要都市は引き続き、市民にフェースカバー着用を促している。ヒューストン市のバーが10日に企画した「脱マスクパーティー(Mask Off Party)」は、シルベスター・ターナー市長による批判声明もあり、中止になった。

オースティン市は3月9日、事業者に対して敷地内にいる人にフェースカバーを着用させること、また、市民に対して外出する際には原則としてフェースカバーを着用することを命じる現行の市規則を4月15日まで継続すると発表した。違反者には2,000ドル以下の罰金が科される可能性がある。ケン・パクストン州司法長官は11日、トラビス郡地区裁判所に対しオースティン市によるこの規則執行の差し止めを求めた。

来店者にフェースカバー着用を引き続き義務付ける民間事業者もある。テキサス州とメキシコに340以上の店舗を展開するスーパー大手エイチ・イー・ビー(H-E-B:テキサス州サンアントニオ)は3月5日のニュースリリースで、従来のマスク着用方針を維持し、マスク着用を義務付ける案内を入り口に掲示し続けると表明した(注)。そのほか、大手小売りのクローガー、ターゲット、メーシーズなども引き続き来店者にフェースカバーの着用を義務づけている。

一方、フェースカバー着用を求めるレストランへの脅迫事例も報じられており、来店者に着用を義務付けるべきか、事業者の悩みは続きそうだ。テキサスレストラン協会(TRA)によると、会員企業の75%は従業員にマスク着用を義務付けるとする一方、顧客にも義務付ける割合は「半数以上」となっている(地元放送局KHOU3月8日)。

(注)H-E-Bは当初、来店者にマスク着用は義務付けではないものの、要請をする方針を示していた。その理由として、同社のスコット・マクレランド社長は従業員と顧客の安全確保を挙げている。同社店舗では、ヒューストン地域だけで過去に、マスクの着用をめぐる顧客とのトラブルが2,000件発生していた(「ヒューストン・クロニクル」紙3月8日)。

(桜内政大)

(米国)

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