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スリランカに初のCOVAXワクチンが到着

(スリランカ)

コロンボ発

2021年03月12日

スリランカに、世界保健機関(WHO)などが立ち上げた「COVAXファシリティー」による初めての新型コロナウイルスのワクチン(アストラゼネカ製)が3月7日に到着した。ワクチン調達に関して各種調整を行ったユニセフは「今回出荷分は、COVAXファシリティーでスリランカに割り当てられたワクチンのうち、5月までに段階的に供給されることが決まっている144万回分のうち、初回26万4,000回分に当たる」と発表した。ユニセフは、スリランカ人口の20%をカバーできるワクチン量を、COVAXファシリティーで供給するとしている。保健省は、今回の到着分は、危険地域に居住する60歳以上の高齢者向け接種に活用するとしている。

スリランカでは、1月28日にインドから寄贈された50万回分のワクチン到着後、翌1月29日から医療関係者、軍・警察関係者を優先して、既にワクチン接種が開始されていた。2月からは順次、高齢者を含む一般人向け接種が始まる予定だった。しかし、2月中旬に新型コロナウイルスの変異株が国内で発見されたため、政府は、人との交流がより多い労働年齢層を優先して接種する方針を打ち出した。特に、感染危険地域に居住する30~60歳の一般人を対象に、2月15日から接種を開始していた。3月1日までに累計で50万人の国民がアストラゼネカ製ワクチンの接種を終えている。

在留邦人については、日本人コミュニティにヒアリングしたところ、居住区によっては公衆衛生検査官(PHI)からワクチンを接種するよう連絡があったとみられる。接種対象はレジデンスVISAを所有する外国人も含まれ、居住地域によっては、日本人でも事前登録をして医療センターに出向けば、ワクチンを接種することができる。

スリランカ政府は2月22日、インドからオックスフォード・アストラゼネカ製ワクチン1,000万回分(5,250万ドル相当)を購入することを承認し、現在、担当部局が調達手続きを進めている。3月第1週にはロシア製ワクチン「スプートニクV」の使用が新たに政府により承認されたため、具体的な輸入時期は未定ながら、ロシア製ワクチンも正式に調達手続きが検討されることになる。

保健省は現在のところ、総人口2,100万のうち、1,400万人にワクチン接種する計画をたてている。今後は十分なワクチン量の確保と、確実な調達の実施、接種の迅速化などの課題に同時並行で取り組むことになる。

(ラクナー・ワーサラゲー、糸長真知)

(スリランカ)

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