新型コロナ感染拡大防止策を一部緩和、レストランやカフェでの飲食など再開

(サウジアラビア)

リヤド発

2021年03月08日

サウジアラビア内務省は3月6日、新型コロナウイルス感染拡大防止策として2月4日から施行してきた屋内娯楽施設の閉鎖やレストラン店内での飲食禁止などの措置を3月7日から一部緩和すると発表した〔3月6日付サウジアラビア国営通信(SPA)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます〕。

主な内容は、ジムやスポーツセンター、映画館やショッピングモールなどに併設する屋内の娯楽施設の再開と、レストランやカフェなどの店内飲食の再開となる。これらの防止策は、2月4日から当初10日間の措置として導入したが、2月14日に20日間の延長を発表していた。今回の緩和により、屋内娯楽施設やレストラン、カフェの店内飲食は約1カ月ぶりの再開となる。

一方、宴会ホールやホテル併設の結婚式場での結婚式、ビジネス会議などのイベントやパーティーの開催は、3月7日以降も引き続き禁止となっており、社交の場で集まれる人数も最大20人という規制が継続している。また、2月2日に発表した日本を含む20カ国からの一時的な入国停止措置も継続となっている(2021年2月4日記事参照)

国内の新型コロナウイルス新規感染者数は、感染拡大措置が発表された2月4日以降も300人台で推移しており、横ばいの状況が続いている。引き続き感染状況を見ながら、各措置の継続・緩和が模索されることになる。

(佐々木宏行)

(サウジアラビア)

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