シンド州政府、新型コロナ関連規制を大幅緩和

(パキスタン)

カラチ発

2021年03月03日

パキスタンの最大都市カラチのあるシンド州政府は3月2日、連邦政府が2月24日に新型コロナウイルス感染対策のための規制を緩和したことを受け(2021年3月2日記事参照)、州内の規制緩和を以下のとおり発表した(有効期間は3月31日まで)。

(1)全ての商業活動と遊園地の営業時間制限の即時廃止。

(2)オフィス従業員50%在宅勤務の即時廃止。

(3)従来の決定どおり、室内での結婚式と披露宴は禁止(注)。

(4)従来の決定どおり、店舗内飲食は不可とするものの、屋外飲食や持ち帰り、宅配は可。

(5)全ての政府や民間のオフィス、公共の場所でのマスク着用とソーシャルディスタンスを確保すること。

(6)局所的なロックダウンは従来の決定どおり、州伝染病条例の下、地区長および副地区長が認めた感染ホットスポットに基づき、必要に応じて実施。

以下については、感染動向次第ながら、3月15日から有効とする。

(7)標準行動手順(SOP)を厳守した上での室内結婚式披露宴の実施。

(8)室内飲食(3月10日に判断)。

(9)SOPを厳守した上で、映画館の開場。

(注)屋外のイベントや結婚式は300人を上限とし、午後10時までの開催とする。開催に当たっては、SOPを厳守。催事に使用する車両には換気設備をつけ、ビュッフェは禁止。

(山口和紀)

(パキスタン)

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