EUの2020年第4四半期GDP成長率は前期比マイナス0.5%、通年ではマイナス6.2%

(EU、ユーロ圏)

ブリュッセル発

2021年03月16日

EU統計局(ユーロスタット)は3月9日、2020年第4四半期(10~12月)のEU27カ国とユーロ圏19カ国の実質GDP成長率(季節調整済み)を、それぞれ前期比マイナス0.5%、マイナス0.7%と発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした(添付資料表1、2参照)。EUとユーロ圏の成長率は、2020年第2四半期(4~6月)に、同統計が開始された1995年以来最大の落ち込み(EU:マイナス11.2%、ユーロ圏:マイナス11.6%)となった後、第3四半期(7~9月)には力強い回復(EU:11.6%、ユーロ圏:12.5%)を示したが、第4四半期に再びマイナスに転じた。前年同期比ではそれぞれマイナス4.6%、マイナス4.9%だった。

また、2020年通年のEUとユーロ圏の実質GDP成長率は、それぞれ前年比マイナス6.2%、マイナス6.6%となった。

EUの第4四半期の実質GDP成長率(前期比、以下同)を需要項目別でみると、個人消費が2.8%減(寄与度:マイナス1.5ポイント)と落ち込み、GDP縮小の主要因となった。総固定資本形成は1.3%増(0.3ポイント)、政府消費支出は0.7%増(0.2ポイント)と、ともにプラスを維持した。輸出は3.7%増、輸入は4.0%増だった。

国別でみると、アイルランド(前期比マイナス5.1%)やオーストリア(マイナス2.7%)、イタリア(マイナス1.9%)などの10カ国でマイナス成長になった(添付資料表2参照)。一方、ルーマニア(4.8%)、マルタ(3.8%)をはじめとする10カ国で1.0%以上のプラス成長となり、加盟国間での差異が目立った。

(大中登紀子)

(EU、ユーロ圏)

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