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2020年第4四半期のGDP成長率、前期比0.3%、景気回復に期待感

(ドイツ)

ベルリン発

2021年03月05日

ドイツ連邦統計局は2月24日、2020年第4四半期(10~12月)の実質GDP成長率(確定値)を発表した。前期比で0.3%(季節調整済み、1月発表の速報値は0.1%)、前年同期比ではマイナス3.7%(同マイナス3.9%)だった(添付資料表参照)。第3四半期(7~9月)に前期比8.5%と大幅な回復を見せた後(2020年12月2日記事参照)、新型コロナウイルス感染拡大の第2波と11月以降に段階的に強化された行動制限措置により、再び鈍化した。今回の確定値では、1月29日発表の速報値である前期比0.1%を0.2ポイント上方修正した。また、2020年の実質GDP成長率については、マイナス5.3%で据え置いた。

2020年第4四半期のGDP成長率の需要項目別の内訳を見ると、内需は11月以降の行動制限措置の影響を大きく受けた。個人消費は前期比マイナス3.3%となり、第3四半期のプラス10.8%から大きく減少した。最終消費支出も第3四半期の7.5%からマイナス2.5%への大幅下落となった。総固定資本形成は、建設投資が1.8%へと前期のマイナス1.3%から回復を見せたものの、機械設備投資が第3四半期の15.9%からマイナス0.1%へと大幅に減退したため、1.0%にとどまった。第3四半期に大幅に回復した外需(純輸出)は、輸出が4.5%、輸入は3.7%といずれも伸び率は前期より減少し、第4四半期は0.6%にとどまった。

産業別で見ると、製造業が前期比6.7%増、建設業が5.2%増と堅調な回復を見せた一方、新型コロナウイルス第2波の影響を大きく受けたサービス業では、第3四半期に大幅な伸びを示した卸小売り・運輸・宿泊・飲食業が4.4%減、公共サービス・教育・保健は3.2%減と、回復基調から再び減少に転じた。

製造業を中心に景気回復への期待感高まる

景況感については、先行きに対する期待が上昇に転じている。ifo経済研究所によると、2月22日発表の2月のドイツ企業景況感指数(2015年=100)は、92.4と前月の90.3より2.1ポイント上昇、また同様に、2月のDI値(注)は特に製造業で2018年11月以来の高い数値となった。翌23日発表の2月の製造業輸出期待指数でも、中国や米国の市場の回復を追い風に、前月の7.5ポイントから10.7ポイントに上昇、2018年9月以降の最高値を記録しており、中でも化学や機械、自動車の分野の企業を中心に期待指数が高まっている。

(注)Diffusion Indexの略。ビジネスの状況を「良い」と回答した企業の割合から「悪い」と回答した企業の割合を引いた値。

(中村容子)

(ドイツ)

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