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新型コロナ禍で2020年の韓国の輸出、航空運送の比率が過去最高に

(韓国)

中国北アジア課

2021年03月19日

韓国貿易協会国際貿易通商研究院は3月17日、「2020年の航空・海上輸出における物流動向と示唆点」を発表した。同報告書によると、2020年の韓国の輸出額は5,125億ドルとなり、うち航空運送での輸出が前年比11.4%増の1,830億ドルで全体の35.7%となり、海上運送での輸出が13.0%減の3,258億ドルで63.5%を占めた。2019年に比べ、航空運送の割合が5.4ポイント拡大した半面、海上運送の割合は5.6ポイント縮小した。

航空運送による輸出が増加した理由として、半導体やパソコン向け記憶装置「SSD」、有機発光ダイオード(OLED)などの情報通信技術(ICT)関連製品や医薬品など、軽量で高付加価値な製品の輸出が増加したことが挙げられた。その結果として、2019年の航空運送による医薬品とコンピュータの輸出は、それぞれ前年比79.7%、77.3%増加し、加えて薄型ディスプレー(21.6%増)、半導体(15.8%増)なども増加した。

一方、海上運送による輸出は、新型コロナウイルスの感染拡大による運賃の高騰や港湾での滞留、空きコンテナ不足などの要因により、重化学製品を中心に激減した。特に、海上運送の割合が98%を超える石油製品、鉄鋼、自動車の輸出がそれぞれ40.6%、14.7%、13.3%減少した。フラットパネルディスプレー(FPD)は、2019年には海上運送の輸出額が航空運送より64億ドルも多かったが、2020年は11億ドルへとその差が縮まった。

主要国の景気回復に伴い、国際貿易量と韓国の輸出も拡大すると予測されるものの、物流量の増加、ワクチン輸送需要の増加、原油価格の上昇などによる運賃の上昇、港湾物流の滞留解消の遅れなど、物流面の問題は当分続くとの見通しが示された。

貿易協会のカン・ソンウン研究員は「輸出企業の物流問題を解消するためには、過度な運賃値上げを抑制し、空きコンテナ供給を拡大することで、タイムリーな運送を可能とする支援が必要」と述べた。

(友田大介)

(韓国)

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