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中国製の新型コロナワクチン接種者の訪中ビザ申請手続き簡素化

(中国)

北京発

2021年03月23日

日本やパキスタン、フィリピン、タイなどにある中国大使館は3月15日、新型コロナウイルスの中国製ワクチン接種者の訪中ビザ申請手続きを簡素化すると発表した。例えば、在日中国大使館は同日、中国で生産されたワクチンを接種済みで、かつワクチン接種証明を所持している場合、操業や生産再開に必要な分野の活動に従事する人員とその家族の訪中について、新型コロナ流行以前に求められていた資料を準備し、提出・申請すればよいとした(注1)。このほか、「緊急人道上の必要により」訪中する中国公民あるいは永久居民の外国籍家族(配偶者、父母、子女ほか)が家族訪問などの事由で訪中する際は、ビザを申請することができるとした。

王外相は国外同胞へのワクチン提供を表明

中国の王毅国務委員兼外交部長は3月7日、「中国の外交政策と対外関係」に関する記者会見で、国外の同胞に対するワクチンの提供を表明した。

王外相は、同胞の中国製あるいは外国製ワクチン接種を積極的に支援し、接種を受けられるようにするほか、条件の整った国では中国製ワクチンの接種会場を設置し、周辺国にいてワクチン接種を望む同胞にもサポートを提供する準備があるとした。

王外相は国外の中国公民のワクチン接種状況について、「約50カ国が各国内の中国公民を当該国の接種計画に組み入れる予定で、法律に基づいて現地で中国製ワクチンを接種している中国公民も少なくない」と紹介した。

新型コロナウイルス対策の活動に関しては、中国は既に100以上の国の500万人以上の同胞にマスクなどの防疫物資のセットを配布し、感染した同胞のために現地での治療をタイムリーに実施したとした。また、ホットラインを24時間態勢で整え、平均1日3,000件に対応した(件数は例年の約4倍)という。このほか、5月には「中国領事アプリ」をリリースする予定で、海外の同胞がワンクリックで在外の中国大使館・領事館と連絡を取ることができるとした(注2)。

なお、中国国内のワクチン接種状況について、国家衛生健康委員会の李斌副主任は3月15日、新型コロナウイルスワクチンの接種を受けた人が3月14日時点で累計延べ6,498万人になったと明らかにした。

(注1)新規のビザ申請に関しては、中国ビザ申請センターが2020年11月2日付で「ビザの受理範囲と条件の部分的な調整におけるお知らせ外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」を発表し、一部のビザ申請の受理範囲と条件について、「既に渡航先の省人民政府外事弁公室あるいは商務庁などより発行された招聘(しょうへい)状を取得済みで、経済・貿易・科学技術関連事業に従事する申請者」や「既に『外国人工作許可通知』および赴任先の省人民政府外事弁公室あるいは商務庁などより発行された招聘状を取得済みで、渡航先で就労する申請者」などに限定している。

(注2)王外相は同じ記者会見で、中国版の国際旅行健康電子証明をリリースすることも表明した。個人のプライバシーを十分に保護する前提の下で、PCR検査やワクチン接種などの情報の相互認証を実現し、安全で秩序ある人の往来を支援するとしている(2021年3月10日記事参照)。

(趙薇)

(中国)

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