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衛生緊急事態は2021年末まで、外出禁止措置は4月9日まで延長

(アルゼンチン)

ブエノスアイレス発

2021年03月15日

アルゼンチン政府は3月11 日、必要緊急大統領令(DNU)167/2021号PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)を公布し、2020年3月12日に発令した衛生緊急事態(2020年3月16日記事参照)を2021年12月31日まで再度延長した。また、3月13日にDNU168/2021号外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますを公布し、2020年3月20日に発令した外出禁止措置を2021年4月9日まで再度延長した。

DNUでは、衛生緊急事態を継続する目的や背景について、「わが国が直面している脅威と衛生的リスクの観点から、合理的かつ妥当で、国民の健康を守るための一時的な措置の導入が目的」としている。主なポイントは以下のとおり。

  • 全世界を「新型コロナウイルス感染地域」と指定する。
  • 新型コロナウイルス変異株の市中感染が発生している地域を「感染リスクが高い地域」と指定する。
  • 保健省および工業生産・開発省は、生活必需品の上限価格を定めることができる。また、これらの不足を防止するために必要な措置を導入することができる。
  • 強制隔離期間を14日間と定める。ただし例外(場合によっては10日間の隔離)も定める。
  • 国外からの入国者には、入国前72時間以内のPCR検査陰性証明書の提出、新型コロナウイルス感染症対応の医療保険加入を義務付ける。
  • 保健省は、感染状況に応じて空路、水路、陸路による国際旅客輸送サービスの運行の削減や停止を推奨できる。

外出禁止措置については、前回の措置と同様(2021年3月2日記事参照)、内容にほとんど変更を加えず、4月9日までソーシャルディスタンス(社会的距離)を保つ措置を継続する。

2021年3月13日時点の保健省報告によると、全国の新規感染者数は6,278人で、累計感染者数は219万2,025人、累計死者数は5万3,646人。また、3月14日時点で新型コロナワクチンの2回接種を完了したのは44万8,733人となり、アルゼンチンの全人口の1%に満たない。3月2日までにアルゼンチンに到着しているワクチンは、ロシア製の「スプートニクV」、中国シノファームの不活化ワクチンと、英国オックスフォード大学とアストラゼネカが開発し、インドでライセンス製造されている「コビシールド」で、「合計405万540回接種分」と保健省が報告している。3月14日付の現地紙「パヒナ12」によれば、「3月の第3週にはシノファームの300万回接種分が新たに到着する予定」と報じられている。政府は、国内および隣国などでの感染拡大を懸念するが、「できる限り厳格な制限措置は導入せず、産業および経済活動を保ちたい」との意向を示している。

写真 80歳以上の高齢者の新型コロナワクチン接種会場となったブエノスアイレス市内のイベント会場「ルナ・パーク」前(ジェトロ撮影)

80歳以上の高齢者の新型コロナワクチン接種会場となったブエノスアイレス市内のイベント会場「ルナ・パーク」前(ジェトロ撮影)

(山木シルビア)

(アルゼンチン)

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