韓国政府、「基本防疫守則」を強化して現行防疫措置を延長

(韓国)

ソウル発

2021年03月30日

韓国の中央災難安全対策本部は3月26日、「社会的距離の確保」の現行措置(2021年3月15日記事参照)を、3月29日から4月11日まで延長すると発表した(首都圏は5段階中3番目に高い2段階、非首都圏は1.5段階)(注1)。

今回、防疫措置のレベルを問わず一括適用するように改編した「基本防疫守則」が適用される。対象施設は新たに9種(注2)を追加し、防疫守則の項目も現行の4つから7つ(添付資料表参照)に拡大するなど、防疫管理を強化するとした。

なお、同本部は、花見などによる感染再拡大を防ぐべく3月27日から4月30日までを防疫集中管理期間とし、全国の主要な自然公園、休養林、寺院、遊園地などの点検を実施する。

(注1)各地域内で独自に段階を決定している場合がある。

(注2)(1)スポーツ競技場(観覧)、(2)カジノ、(3)競輪・競馬・競艇場、(4)美術館・博物館、(5)図書館、(6)親子カフェ、(7)展示会・博覧会、(8)国際会議、(9)マッサージ業が追加され、計33種が防疫守則の適用対象。

〔諸一(ジェ・イル)〕

(韓国)

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