190万人が新型コロナワクチン接種、感染減るも規制強化措置は継続

(モロッコ)

ラバト発

2021年02月18日

モロッコ保健省は、2月16日時点で190万4,169人が新型コロナウイルスのワクチンを接種したと発表した。前日比19万7,078人増となる。

モロッコでは1月28日からワクチン接種キャンペーンを開始しており(2021年2月3日記事参照)、これまでアストラゼネカ(英国)のワクチン600万回分、シノファーム(中国)のワクチン100万回分がモロッコに届いている。当初、一般接種の主な対象年齢は75歳以上としていたが、2月16日の現地報道によると、60歳以上に引き下げた。

モロッコの新型コロナウイルス新規感染者数は2月16日に476人、死亡者数は13人、累計感染者数は47万9,071人、累計死者数8,504人となっている。新規感染者数は2020年11月に1日当たり6,000人台とピークを迎えた後、減少傾向が続いている。

一方、モロッコ政府による国内の規制強化措置(2021年1月22日記事参照)は延長が続き、現時点では、午後9時~翌日午前6時の外出禁止措置が3月2日まで継続され、感染の再拡大を防ぐ対策が続いている。

(石橋洋一郎)

(モロッコ)

ビジネス短信 ce4b267b32086400