2020年のオンライン販売額、外出自粛により約20%増加

(韓国)

ソウル発

2021年02月18日

韓国統計庁は2月3日、2020年の韓国におけるオンライン取引の動向を発表した。オンライン販売額は前年比19.1%増の161兆1,234億ウォン(約15兆4,678億円、1ウォン=約0.096円)となった(添付資料表1参照)。

品目別に見ると、新型コロナウイルスの影響による外出自粛に伴い、飲食サービス(前年比78.6%増)、農林水産物(71.4%増)、飲料・食料品(48.3%増)、生活用品(44.1%増)、家具(43.5%増)などが大きく増加した。一方、文化・レジャーサービス(69.3%減)、旅行・交通サービス(53.3%減)などは減少した。

越境取引に関しては、オンライン海外直接販売額が5兆9,613億ウォン(前年比0.6%減)で、うち87.7%を中国向け(5兆2,263億ウォン)が占めた。商品別では、「化粧品」が85.1%を占め、販売先、販売商品ともに限定的だった(添付資料表2参照)。

オンライン海外直接購入額は4兆1,094億ウォン(前年比13.0%)だった。国・地域別に見ると、米国(1兆8,303億ウォン)、EU(1兆472億ウォン)、中国(8,238億ウォン)が全体の約9割を占めた。商品別では、衣類・ファッション(前年比11.8%増)、飲料・食料品(前年比22.5%増)の購入額が伸び、海外直接購入の約65.5%を占めた(添付資料表3参照)。

日本との取引は、直接販売額が1,952億ウォン(前年比13.6%減)、直接購入額は2,374億ウォン(8.6%増)だった。

(当間正明)

(韓国)

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