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新型コロナワクチン緊急承認に係る規制緩和、現地紙が報道

(ブラジル)

米州課

2021年02月08日

ブラジル現地紙「フォーリャ・デ・サンパウロ」は2月4日、ブラジル国家衛生監督庁(ANVISA)が新型コロナウイルスワクチンの緊急承認に必要な規制を緩和し、国内で治験を行っていないワクチンについても緊急使用を承認する可能性を報じた。

ブラジルでは1月17日からワクチン接種が始まっている。2月4日付現地紙「G1」によると、同日までに300万人以上が接種した。国内で現在使用されているワクチンは、ブラジルが中国のシノバック・バイオテックと共同開発した「コロナバック」と、英国のオックスフォード大学がアストラゼネカと共同開発した「コビシールド」の2種類(2021年1月25日記事参照)。「フォーリャ・デ・サンパウロ」紙は、ロシア産ワクチン「スプートニクV」など、ブラジル国内で治験を行っていないワクチンも緊急使用が承認される可能性に言及した。

ブラジルでは現在、第III相臨床試験(フェーズ3)を国内で行っていないワクチンの緊急使用は承認していない。さらに、国内でフェーズ3を実施するにはANVISAの許可が必要だ。ブラジル保健省によると、「スプートニクV」については、12月31日に国内でのフェーズ3実施の申請があったものの「必要書類が十分でなかった」として申請が却下されていた。

現在、国内で緊急使用が承認されているのは、「コロナバック」と「コビシールド」のみだ。コロナバックは、シノバック・バイオテックとサンパウロ州立ブタンタン研究所で共同開発されたもので、フェーズ1と2を中国で実施し、フェーズ3をブラジルで実施した。その他、インドネシアやトルコでもフェーズ3を行っている。同研究所のウェブサイトによると、現在は公的医療機関でのみ接種が可能で、高齢者への接種も推奨している。コビシールドは、リオデジャネイロ州に所在する私立オズワルドクルス財団がライセンスを保有している。

(辻本希世)

(ブラジル)

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