衛生緊急事態宣言は3月まで11度目の延長、新型コロナワクチン投与は進む

(モロッコ)

ラバト発

2021年02月08日

モロッコ政府は2月4日の閣議で、2月10日まで延長している「衛生緊急事態」(2021年1月8日記事参照)を3月10日午後6時までさらに延長すると発表した。

モロッコでは2020年3月19日に1回目の「衛生緊急事態」を発令して以降、今回で11度目の延長となる。また、12月23日から開始している全土を対象とした午後9時~翌日午前6時の夜間外出といった規制強化は2月16日まで延長されている(2021年1月22日記事参照)。

モロッコ保健省の発表によると、2月4日の新型コロナウイルス新規感染者数は620人、死者数は28人、累計感染者数は47万3,667人、累計死亡者数8,351人となっている。2月に入ってからは1日当たりの新規感染者数が1,000人以下にとどまっており、引き続き減少傾向にある。

なお、モロッコでは1月28日からワクチン投与が開始されており(2021年2月3日記事参照)、2月4日時点で35万1,723人に投与済みとされている。

(石橋洋一郎)

(モロッコ)

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