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2020年経済成長率はマイナス6.8%、IMFや世界銀行の予測上回る

(コロンビア)

ボゴタ発

2021年02月24日

コロンビア国家統計庁(DANE)は2月15日、2020年の実質GDP成長率はマイナス6.8%と発表した(添付資料表参照)。コロンビアでは2020年3月25日から8月31日まで5カ月間にわたって全土で外出禁止措置を取り、消費が落ち込んで経済は大きな打撃を受けた。四半期ごとにみると、第1四半期(1~3月)は前年同期比0.7%とわずかなプラス成長、全期間にわたって経済活動がほぼ停止していた第2四半期(4~6月)はマイナス15.8%と大幅に落ち込み、以後は経済活動再開に伴って第3四半期(7~9月)がマイナス8.5%、第4四半期(10~12月)はマイナス3.6%と回復していった。2020年の成長率は統計史上最大のマイナス幅だったが、IMFの見通しのマイナス7.9%や世界銀行見通しのマイナス7.5%ほどの落ち込みとはならなかった。

GDP成長率を産業別にみると、12部門中でプラス成長だったのは農林水産(2.8%)と、金融・保険(2.1%)、不動産(1.9%)、行政・防衛(1.0%)だった。一方、建設(マイナス27.7%)や、鉱業(マイナス15.7%)、芸術・エンターテインメント(マイナス11.7%)は2桁の落ち込みとなった。商業(マイナス15.1%)も大きな影響を受けたが、第2四半期にマイナス34.0%を記録して以降は、第3四半期マイナス21.2%、第4四半期マイナス6.6%とマイナス幅は縮小していった。

需要項目別では、GDP全体の7割を占める民間最終消費支出が第3四半期以降上向き、通年では5.8%減にとどまった。うち5割以上を占めるサービスが9.9%減と落ち込んだが、4割弱を占める非耐久消費財(6.0%)はプラス成長だった。支出目的別では、食料・非アルコール飲料は好調だった一方、レストランやホテル、輸送、被服・履物などは回復に時間がかかっている。

IMFは1月26日に発表した世界経済見通しで、コロンビアの成長率見通しを2021年4.6%、2022年3.7%とした。2021年の成長率は、中南米域内の主要国の中ではペルー(9.0%)、チリ(5.8%)に次いで高い予測となっている。

国内では。2月17日に新型コロナウイルスワクチンの接種が始まった。政府は3月中に最低でも100万人、2021年中に人口の70%に相当する3,500万人に接種することを目指しており、2021年は経済が活性化されることが期待される。

(茗荷谷奏)

(コロンビア)

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