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ミャンマー国軍の権力掌握、ASEAN各国の反応は二分化

(ASEAN、ミャンマー)

ジャカルタ発

2021年02月02日

2月1日にミャンマーで国軍が権力を掌握したこと(2021年2月1日記事参照)に対し、ASEAN各国の反応は、懸念を示すもの、内政問題としてコメントしないという反応に二分された。

シンガポール、インドネシア、マレーシア、ベトナムは懸念を表明

シンガポール外務省外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますは「重大な懸念」を表明するとともに、全ての関係者が自制し、対話を維持し、前向きで平和的な結果のために協力することを望むとした。インドネシア外務省外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますも「懸念」を表明、選挙結果については法的な枠組みで対処されるべきと強調した。マレーシア外務省外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますはツイッター上で「深刻な懸念」を表明し、ミャンマー国軍と全ての関係者に平和維持を最優先にするよう呼び掛けた。ベトナム外務省のレ・ティ・トゥー・ハン報道官は、記者会見において「状況を見守る」とした上で、「地域の平和、安定、協力のために状況を安定化させ、国を発展させてほしい」とした(ベトナムプラス2月1日)。

タイ、カンボジア、フィリピンは「内政問題」とコメント

一方、タイのプラウィット・ウォンスワン副首相は、「ミャンマーの内政問題だ」としてさらなる言及を避けた(「バンコク・ポスト」紙2月1日)。カンボジアのフン・セン首相も、内政問題として「状況を注視する」と述べるにとどまっている(「クメール・タイムズ」紙2月1日)。フィリピンのハリー・ロケ大統領報道官は記者会見において、内政問題のためコメントは控えるとした上で、「フィリピン政府の関心事項はミャンマーに滞在するフィリピン国民の安全だ」と述べるとともに、早期の正常化に期待するとした(政府通信社2月1日)。

ブルネイはASEAN議長国コメントを発表

ASEAN議長国であるブルネイはASEAN議長国声明外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますにおいて、今後の状況を緊密に見守り、ミャンマー国民の意志と権益に沿って、対話、和解、そして正常な状態に戻るための働き掛けを行うとした。さらに、本件は民主主義の原則や法の支配、人権保護や基本的自由の尊重などのASEAN憲章PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)の目的・原則を想起させるものだとした上で、ASEAN加盟国の政治的安定は、ASEAN共同体の平和、安定、繁栄の実現のために欠かせないと強調した。

(上野渉)

(ASEAN、ミャンマー)

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