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ASEAN特別外相会合開催に向け外相間で調整進む

(ASEAN、インドネシア、ブルネイ、シンガポール、ミャンマー)

ジャカルタ発

2021年02月19日

インドネシアのレトノ・マルスディ外相は2月17~18日に、ASEAN議長国であるブルネイのエルワン第2外相やシンガポールのビビアン・バラクリシュナン外相らと相次いで会談を行い、直近のミャンマー情勢(2021年2月1日記事参照)についてASEAN特別外相会合の開催を提案した。インドネシアがミャンマーの情勢につき、積極的にASEANをリードしようとする姿勢が明確になっている。

ASEAN議長も特別外相会合開催に同意

レトノ外相はプレスブリーフィング外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますにおいて、インドネシアのジョコ・ウィドド大統領が2月5日、マレーシアのムヒディン・ヤシン首相との首脳会談で、「1つの家族」としてASEAN諸国の外相がミャンマー情勢について議論する機会を設けることを提案した(2021年2月8日記事参照)ことに触れ、ブルネイのハサナル・ボルキア国王も、ASEAN外相会合を開催することが重要だと発言したことを明らかにした。またASEAN議長国として、ブルネイが2月11日にミャンマー側とテレビ会議を実施したことを明らかにし、ブルネイは、ミャンマーをサポートするために他のASEAN諸国とも対話を続けていく所存だと述べた。また、レトノ外相は、ASEAN加盟国はASEAN憲章PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)第1条7項(注)を尊重することが義務で、ASEANメカニズムこそミャンマーにおける事態を改善させる最良の方策だと述べた上で、「インドネシアもASEANの一員として関係諸国と対話を続けていく」とした。

シンガポール外相は暴力行為に対し強い警告

レトノ外相は、続けてシンガポールを訪問し、ビビアン外相と面談を行った。声明外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますにおいて両相は、ミャンマー情勢につき「深刻な懸念」を表明した。ビビアン外相は「武器を持たない市民への暴力行為はあってはならない。特に、いかなる状況でも実弾を市民へ撃つことは許されない」と強調した。両相は、建設的な協議とミャンマーにおける平時と安定の回復を促すため、ASEANが重要な役割を果たすことで合意した。その上で、今後の可能性として、ASEAN域外の国も巻き込むかたちでの包括的な対話の開催について議論した。また両相は、ミャンマー情勢に関する非公式なASEAN閣僚会議を可能な限り速やかに開催することへの強い支持を表明した。

(注)同項は、「ASEAN加盟国の権利と責任に敬意を払いつつ、民主主義やグッド・ガバナンス、そして法の支配を強化し、人権と基本的自由を保護する」ことをASEANの目的とする、と規定している。

(上野渉)

(ASEAN、インドネシア、ブルネイ、シンガポール、ミャンマー)

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