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イスラエル保健省、ワクチン接種の公式検証結果を初めて公表

(イスラエル)

テルアビブ発

2021年02月01日

イスラエルの現地紙「グローブス」は1月28日、イスラエル保健省が国内での新型コロナウイルスワクチン接種効果の検証結果を初めて公表したと報じた。

接種開始後の初期に合計2回のワクチン接種を受けた71万5,425人の追跡調査を行ったところ、317人(割合にして0.04%)が接種後も陽性となり、うち16人(0.002%)は入院が必要な重症だったという。同報道によると、国内で引き続き1,156人(注)の重症患者が入院しているが、その83%はワクチン接種を受けていない人だという。また、重症患者の16%は1回目のワクチン接種のみを受けた人で、2回接種を受けた人は1%だったという。

イスラエルでのワクチンの効果検証については、ファイザーなどの製薬企業が臨床試験として行ったもの以外では、国内最大手の健康維持機構(Health Maintenance Organization:HMO)であるクラリットが初めて実施した予備的調査が、1月22日付の英国科学雑誌「ネイチャー」に取り上げられている。これによれば、1回目のワクチン接種を受けた60歳以上の20万人のグループと、ワクチンを1回も接種していない20万人のグループを比較したところ、1回目の接種を受けたグループの方が、PCR検査で新型コロナウイルスの陽性反応を示す割合が33%低かったという結果が出ている。

また、別の現地紙(1月28日付)では、大手HMOマッカビの調査によると、2回のワクチン接種を受けて1週間以上が経過した24万8,000人のうち、新型コロナウイルス感染が確認されたのは66人(0.03%)だったと報じた。66人の感染者の多くは、55歳以上かつ既往症がある人だったが、頭痛やせき・倦怠(けんたい)感などの比較的軽度の症状にとどまっており、重症化して入院した人はいなかったもようだ。同時に、マッカビが比較対象として、ワクチン未接種で過去に新型コロナウイルスに感染していない、年齢や性別などがさまざまな約90万人の加入者にPCR検査を行ったところ、8,250人(0.9%)の感染者を検知したとしている。

(注)報道記事での数値。政府発表の統計によれば、1月中旬以降おおむね1,200人前後で推移。

(吉田暢)

(イスラエル)

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