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テト休暇明けも新型コロナ感染への警戒強まる

(ベトナム)

ハノイ発

2021年02月18日

ベトナムでは2月17日にテト(旧正月)休暇が明け、多くの企業活動が再開された。一方、1月27日に発覚した新型コロナウイルスの市中感染(2021年1月29日記事参照)は収束に向かっておらず、政府は警戒を強化。経済回復に向けた道筋にも不透明感が出ている。

保健省によると、1月27日以降の市中感染による累計の感染者数は、2月17日時点で737人(全期間での累計は1,430人)となった。感染は13省・市に広がっており、北部はハイズオン省557人、クアンニン省60人、ハノイ市35人。南部のホーチミン市でも、タンソンニャット空港の従業員を中心に感染者が増え、36人となった。全国の隔離対象者は15万人前後で推移している。

2月14日には、50代の日本人男性がハノイ市内のホテルで13日に亡くなったのが発見され、死亡後の検査で感染が発覚した。この男性は1月17日にベトナムに入国。政府の規定に沿ってホーチミン市内のホテルで14日間の隔離措置を終え、2回のPCR検査の結果は陰性だった。隔離終了後の2月1日にハノイに移動したが、その後体調を崩していたという。グエン・タイン・ロン保健相は15日、分析の結果ではベトナム入国後に感染した可能性もあると言及した。

その日本人男性と同じ職場の2人の感染も確認された。間接的な接触も含めて多数が隔離対象となり、緊張感が一段と高まっている。ハノイ市は市中感染が疑われる状況を踏まえ、16日からレストランやカフェの営業を制限するなど、対策を強化している。

ハイズオン省の感染拡大、工場稼働に影響も

感染者数が最多のハイズオン省は16日から15日間、省内全域で首相指示16号(16/CT-TTg)に基づく外出制限措置を実施。同措置は既にハイズオン省の一部地区で実施されていたが、対象範囲が広がった。感染対策を講じた上での生産活動は認められるものの、従業員が隔離対象で出社できず、工場を稼働できていない日系企業も複数あるようだ。また、ハイズオン省に隣接し、港湾を有するハイフォン市は、同省との往来を制限しており、物流の混乱も懸念されている。

写真 ハノイ市内のカフェは閉まり、人通りはまばら(2月17日、ジェトロ撮影)

ハノイ市内のカフェは閉まり、人通りはまばら(2月17日、ジェトロ撮影)

(庄浩充)

(ベトナム)

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