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2020年の貿易、輸出入ともに大幅減も赤字幅は縮小

(コロンビア)

米州課

2021年02月22日

コロンビア国家統計局(DANE)は2月4日に2020年の輸出統計を、2月11日に同輸入統計を発表した。それによると、輸出額は310億5,700万ドル(前年比21.4%減)、輸入額は434億8,900万ドル(17.5%減)だった。貿易収支は124億3,200万ドルの赤字となったが、赤字幅は前年よりも縮小した。

輸出減の最大の要因は、全体の4割超を占める鉱物性燃料が前年比39.5%減と大幅な減少を記録したことだ(添付資料表1参照)。特に石油価格の下落に伴い、石油・同派生品が45.2%減と大きく減少した。一方で、農林水産・食品・飲料は6.9%増だった。中でも、生きた牛や肉類の輸出が好調で、生きた牛の輸出は前年の2.5倍となった。「新型コロナ禍」でも農場の操業が止まらなかったことや、2020年に中東の国々で輸入解禁となったことが影響している。輸出を国・地域別にみると、主要輸出相手国の米国向けは原油の輸出が46.1%の大幅減だったことから、22.5%減となった(添付資料表2参照)。なお、インド向け輸出が前年の2.3倍となっているが、これは前年に石油輸出の実績がなかったことによる。

輸入を品目別にみると、全体の7割超を占める工業品の中でも、特に自動車(前年比27.7%減)や一般産業機械・同部品(23.9%減)の減少の影響が大きい(添付資料表3参照)。国・地域別では、米国が20.6%減の105億4,000万ドルだったが、中国は103億9,900万ドルで5.2%減にとどまった(添付資料表4参照)。コロンビアの輸入相手国は近年、常に米国が圧倒的な首位に位置していたが、2020年の米国と中国からの輸入額の差はわずかなものとなった。

貿易統計を月別にみると、新型コロナウイルス感染拡大により、経済活動がほとんど停止していた4~5月は輸出入ともに落ち込みが大きかったが、その後、徐々に回復していった。12月単月では、輸出は依然として石油価格が低い水準にとどまっているため、前年同月比9.0%減だったが、輸入については1.6%増と前年並みに戻っている。

(佐藤輝美)

(コロンビア)

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