エクアドル大統領選、2位確定に向けた再集計は保留に
(エクアドル)
ボゴタ発
2021年02月19日
エクアドルの選挙管理委員会は2月16日夜、2月7日に実施された大統領選挙の結果について、4月11日に行われる決選投票に進む2位候補を確定するための一部再集計を保留とすることを決めた。
2月7日の第1回投票では、ラファエル・コレア前大統領が推薦するアンドレス・アラウス元知識・人的能力調整相、グアヤキル銀行頭取を約20年にわたり務めた中道右派のギジェルモ・ラッソ氏、先住民政党パチャクティク党のヤク・ペレス氏の3人に約7割の票が集中した。選挙管理委員会の発表によると、開票率100%の時点で、アラウス氏が32.72%、ラッソ氏が19.74%、ペレス氏が19.38%の得票率で、2位と3位の得票数差は3万2,886票で非常に僅差となっている。
ラッソ氏とペレス氏は2月12日、選挙管理委員会に対し再集計を求めることで合意。グアヤス県で100%、その他16県で50%の再集計を行うことを求めていた。しかし16日の選挙管理委員会の審議では、棄権や退場する委員が出るなどして中断し、再集計は承認も否認もされなかった。選挙管理委員会の代表ディアナ・アタマイン氏は審議中断を受け、4日以内にも正式な選挙結果を発表すると述べているが、ペレス氏は再集計を承認するよう求めている。
(茗荷谷奏)
(エクアドル)
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