米ロサンゼルス郡、営業規制を緩和、レストランの屋外営業再開を許可
(米国)
ロサンゼルス発
2021年02月01日
米国カリフォルニア州ロサンゼルス郡公衆衛生局は1月25日、同州が地域単位で実施していた自宅待機令(Regional Stay at Home Order)を解除したことを受け(2021年1月28日記事参照)、経済再開計画のガイドラインの見直しを発表し、同日から適用を開始した。ロサンゼルス郡の経済活動の再開状況は以下のとおり。
- 私的集会:屋外でのみ可能(3世帯以内15人までに制限)
- 美術館、動物園、水族館:屋外営業可能(最大収容定員50%までに制限)
- カードゲーム遊技場:屋外営業可能(最大収容定員50%までに制限)
- ミニチュアアゴルフ、ゴーカート、バッティングセンター:屋外営業可能(最大収容定員50%までに制限)
- 野外レクリエーション施設:営業可能
- 宿泊施設:観光や個人旅行が可能
- フィットネス:屋外営業可能
- パーソナルケア(理容室、ネイルサロンなど):屋内営業可能(最大収容定員の25%までに制限)
- 屋内モール、ショッピングセンター、低リスクの小売店:屋内営業可能(最大収容定員の25%までに制限)、ただしフードコートや屋内広場は引き続き閉鎖
レストランや蒸留所、ワイナリーの屋外営業を再開
ロサンゼルス郡公衆衛生局は1月28日、レストランや蒸留所、ワイナリーの屋外営業を1月29日から再開することを認めた。屋外営業再開に際し、レストランや蒸留所、ワイナリーに課せられている制限は以下のとおり。
- 接客する従業員や顧客が着席するエリアの従業員はフェイスカバー・フェイスシールドの両方を着用
- 1テーブルにつき同一世帯6人までに制限
- 各テーブルは互いに少なくとも8フィート(約2.4メートル)離す
- さらなる発表があるまでテレビやスクリーンの上映は禁止
また、同ガイドラインでは、飲食時にはマスクを外した状態になるため、同一世帯以外との接触が増えるレストランの環境は感染拡大を招く恐れがあることを指摘し、あくまでレストランに再開を(義務付けるものではなく)許可するものだと明記している。
ロサンゼルス郡では、1月4日に1日当たりの新規感染者数が2万2,629人となり過去最多を記録するなど、12月初旬から1月中旬にかけて高い水準で推移していたが、足元では減少傾向にあり、1月29日の1日当たりの新規感染者数は7,112人となっている。
(サチエ・ヴァメーレン)
(米国)
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