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11月の小売売上高、前年同月比で22カ月連続マイナス

(香港)

香港発

2021年01月08日

香港特別行政区(以下、香港)政府統計処は1月4日、2020年11月の小売売上高(速報値)が前年同月比4.0%減の287億2,800万香港ドル(約3,735億円、1香港ドル=約13円)だったと発表した。2019年2月から22カ月連続で前年同月比マイナスとなったが、マイナス幅は前月の8.7%から4.0%に縮小した(添付資料図参照)。

業態と品目別にみると、最も落ち込んだ主な品目は「薬および化粧品」で、34.8%減の16億3,100万香港ドル。減少幅が大きかったのは「宝飾、時計および高級贈答品」が16.1%減の27億7,800万香港ドル、「衣類、靴および関連製品」が14.1%減の27億9,200万ドルとなった(添付資料表参照)。

香港政府報道官は「香港のインバウンド観光業はほぼ停止した状態にあり、また、11月後半からの新型コロナウイルス感染第4波(注)到来が消費者心理の重しとなっており、短期的な小売業のビジネス環境は厳しい状態が続くだろう。香港政府は状況を注視していく」とコメントした。

香港小売管理協会の謝邱安儀主席は「既に十分に悪い状態であり、最悪期は過ぎたと考えているが、ビジネス環境の改善には時間が必要となる」と述べている(「サウスチャイナ・モーニングポスト」紙1月5日)。

また、DBS銀行経済研究部の謝家曦エコノミストは今後の見通しについて、「12月から1月までの小売売上高は再び悪化するだろう。2021年第1四半期(1~3月)から新型コロナワクチン接種が開始されることによって感染が抑制され、出入国規制が緩和されれば、第2四半期(4~6月)からは旅行客の増加による消費拡大が期待でき、2021年は前年比12%の上昇を見込んでいる」と述べた(「信報」1月5日)。

(注)香港では一般的に、2020年1月の新型コロナウイルス感染拡大開始を「第1波」、3月中旬以降の輸入症例拡大を「第2波」、7月中旬以降の域内感染拡大を「第3波」と呼んでいる。現在は「第4波」が到来しているとされる。

(野原哲也)

(香港)

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