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トルコとアゼルバイジャンの特恵貿易協定、2月に発効

(トルコ、アゼルバイジャン)

イスタンブール発

2021年01月21日

トルコ政府は1月19日付官報PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)で、アゼルバイジャンとの特恵貿易協定を批准したことを公表した。アゼルバイジャン側の批准手続きは既に2020年5月に完了しており(2020年6月4日記事参照)、2月1日付で発効することになる。

同協定は、レジェップ・タイップ・エルドアン大統領が2020年2月25日にバクーを訪問した際に調印したもので、アゼルバイジャンからトルコへの食品や野菜、果物の輸入に設定した割り当て内で輸入関税を免除する。同様に、トルコからアゼルバイジャンへ輸出される菓子類の関税を割り当て内で免除する。

両国は互いを「1つの民族、2つの国家」として友好関係を築いており、2020年11月10日に停戦が発効したナゴルノ・カラバフ紛争でトルコがアゼルバイジャン支持を強く打ち出したことでさらに関係を深めている。12月10日にはパスポートの相互免除協定を調印し(トルコ国営アナドル通信2020年12月11日外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)、両国民は身分証明書があればパスポートなしで90日以内の出入国が可能となった。また、トルコ側は紛争後の復興にも積極的に関与する意向を示しており、アゼルバイジャンの飛び地でトルコと唯一国境を接するナヒチェバンへのガスパイプラインや、カルス~ナヒチェヴァン鉄道の敷設計画で合意している。

トルコのルフサル・ペキジャン貿易相は、最終的な目標はアゼルバイジャンとの自由貿易協定(FTA)締結であり、2023年までに両国間の貿易を150億ドルに引き上げると述べている。トルコ統計機構(TUIK)によると、2020年1~11月のトルコとアゼルバイジャンの貿易額は約22億7,000万ドルで、トルコ側の輸出は19億2,000万ドル、輸入は3億5,000万ドルと、輸出が全体の約85%を占める。トルコからの主要輸出品目は機械機器や電気機器、自動車、建設資材などとなっている。

アゼルバイジャンからトルコへの投資は、アゼルバイジャン国営石油会社ソカールを中心に150億ドルに上る。トルコからアゼルバイジャンへの投資も125億ドルに達し、国営石油会社TPAOによるエネルギー関連が大半を占めている。

(中島敏博)

(トルコ、アゼルバイジャン)

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