2020年の減税・費用削減総額は2兆5,000億元超、年間目標を達成

(中国)

北京発

2021年01月14日

国家税務総局は2021年1月5日、2020年の減税・費用削減について、「財政収支が厳しい状況にありながら、計7回、28項目の減税・費用削減政策が実施された」と発表した。2020年通年の減税・費用削減総額については、同年の全国人民代表大会政府活動報告で設定された年間目標額〔2兆5,000億元以上(約40兆円以上、1元=約16円)〕を上回ったとした。また、第13次五カ年規画期間(2016~2020年)中の減税・費用削減規模は累計で約7兆6,000億元(約121兆6,000億円)に上ったことを示した。

劉昆財政部長は、2021年の減税・費用削減政策の方針について、「財政収支の圧力を克服し、削減すべき税金や費用を断固として削減し、減税・費用削減政策を維持する上で関連政策の改善に力を注ぐ」と表明し、「財政収支および企業の需要に配慮しつつ、減税・費用削減政策を引き続き実施し、企業の負担軽減を図るとともに、税以外の収入の不合理な増加に対する管理を強化し、企業に対する不正費用徴収への取り締まりを強化し、政策の効果を守る」と説明した(「北京商報」1月5日)。

(趙薇)

(中国)

ビジネス短信 5a8956248dd4be10