規制対象5県への往来について新たなガイドライン公表
(タイ)
バンコク発
2021年01月12日
タイ政府の新型コロナウイルス状況管理センター(CCSA)は1月9日、サムットサコーン県、チョンブリ県、ラヨーン県、チャンタブリ県、トラット県の5県が7日から新たな規制対象となったことを受け(2021年1月7日記事参照)、5県への往来についてガイドラインを公表した。要点は以下のとおり。
(1)往来を希望する一般人は、往来の理由書などを事前に居住地の自治体の担当官へ提出し、往来許可書を取得の上、県境チェックポイントの現地担当官へ提示。
(2)往来を希望し、以下の業務に従事している者は、事業者などからそれを証明する「業務従事証明書」の発行を受け、現地担当官へ提示。
- 生活必需品をはじめとする商品などの輸送業務や輸出入業務に携わる者
- 5県内にある工場や施設で就労する者
- 医療、銀行、教育、公共交通機関などのサービスを提供する者
- 国や県などの役人など
事業者などが業務従事証明書を発行する際、往来を許可する者の氏名、ID番号など身分を証明する番号、年齢、職業、役職、電話番号、現住所、往来日、往来の目的と理由、車両など乗り物の情報を必ず記載すること。
(3)5県内にある政府および関係機関への訪問が必要な者は、関係機関へ直接連絡し、各機関が発行する証明書を取得し、現地担当官へ提示。
検温場所(チェックポイント)では、以下要領で確認が実施される予定。
- 厳格に検温を行った上で、担当官が往来者に、往来の理由、必要性、目的地を聴取。
- 「モーチャナ」(2021年1月7日記事参照)のインストールと使用を確認。インストールされていない場合はインストールを要請。
- 免許証などの身分証明書や往来許可証など、各種証明書を確認。
(岡本泰、ナオルンロート・ジラッパパー)
(タイ)
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