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2020年の輸出、過去最高を更新

(台湾)

中国北アジア課

2021年01月21日

台湾財政部が1月8日に発表した貿易統計速報によると、台湾の2020年通年の貿易額は、輸出が前年比4.9%増の3,452億7,599万ドル、輸入が0.3%増の2,864億8,583万ドルとなり、輸出は過去最高を更新した。貿易黒字は35.1%増の587億9,016万ドルだった。

月別にみると、12月の輸出額は前年同月比12.0%増の330億60万ドル、輸入額は0.9%増の272億3,683万ドルと、輸出入ともに単月としては過去最高を記録した。四半期別にみると、第4四半期(10~12月)は輸出が前年同期比11.7%増の972億731万ドル、輸入が3.2%増の787億2,398万ドルとなった。

財政部によると、輸出はオンラインビジネスや第5世代移動通信システム(5G)などの新興技術応用の特需、年末の駆け込み需要に加え、新商品の需要増など、輸入は輸出増による需要増やスマートフォン新機種への買い替え需要、原油価格の下落などの影響を受けたものと分析している。

国・地域別にみると、2020年通年では、中国(香港を含む)、米国、日本向け輸出が過去最高を更新した(添付資料表1参照)。特に中国(香港を含む)、米国向けはそれぞれ前年比14.6%増、9.3%増と高い伸びを示し、それらの輸出全体に占めるシェアは58.5%と過去最高だった。一方、ASEAN、欧州向けは減少した。12月単月では主要国・地域の輸出はいずれも増加した。

輸出を品目別にみると、電子部品に含まれる集積回路(IC)(前年比22.1%増)、情報通信機器(15.4%増)が増加に寄与した一方、原油価格下落などの影響で鉱産品が47.6%減と大きく減少した(添付資料表2参照)。

財政部は今後の見通しについて、新型コロナウイルス変異種の世界的な広がりや、防疫措置の完全解除が見込めないことから、世界経済の回復が遅れる可能性があると分析する一方、有効性のあるワクチンの出現や域内で半導体のハイエンド製造が継続され、各種新興技術の応用や新しい電子製品のニーズへの対応、春節(旧正月)前の駆け込み需要なども見込まれ、2021年第1四半期(1~3月)の輸出は引き続き安定的に増加するとの見方を示した。

(嶋亜弥子)

(台湾)

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