2021年の茶の関税割当枠の申請受け付けを開始

(タイ)

バンコク発

2021年01月05日

タイ商務省外国貿易局(DFT)は、WTO協定に基づく輸入茶の関税割当枠の申請について、2021年1月5日から18日まで、DFTウェブサイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますで受付をすると発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。タイでは、茶は貿易管理品目となっており、WTO協定の下、関税割当枠内の一定の輸入数量に限って30%の低い関税率が適用され、当該数量を超える分については90%の関税率が適用される。

2021~2023年の関税割当は、2020年までと制度がやや異なり、年に3回割当申請が受け付けられる(2020年12月16日記事参照)。今回は、2021年の割当枠に関する第1回の申請受付となる。

また、実際の輸入量が想定量を下回るなど、割当枠の一部が不要になることが見込まれる際は、割当枠を返納する必要がある。第1回の返納受付は2021年5月の予定。

茶のほか、コーヒー豆やコーヒー製品、コショウ、乾燥ロンガン(タイなどで栽培されている果物、リュウガンともいう)も、1月18日まで関税割当枠の申請を受け付けている。

(ウォンパタラクン・ヤーダー、福田かおる)

(タイ)

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