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G20サミット会合、オンラインで開催

(サウジアラビア)

リヤド発

2020年12月01日

サウジアラビアが議長を務めるG20サミット会合が11月21、22日、メンバー国全ての首脳の参加の下、予定どおり開催された。新型コロナウイルスが世界に拡大する中、G20の歴史上初めてのオンライン形式による開催となった〔11月22日付サウジアラビア国営通信(SPA)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます〕。

サルマン国王による議事進行で行われ、新型コロナウイルスのワクチンの世界各国への公平な供給に尽力することや、途上国が抱える債務問題に返済繰り延べを含めて共通して取り組んでいくことなどに合意した(11月22日付SPA外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)。サウジアラビアの視点からサミット会合を振り返ると、(1)全首脳が会合に参加したこと、(2)改革のシンボルである女性の活躍をPRできたこと、(3)エネルギー供給国の立場から循環型炭素経済へのコミットメントを世界に周知することができたことなどを大きな成果とした。

G20をホストするに当たり、サウジアラビアは周到な準備を行ってきた。各国からの代表団を迎える空港のイミグレーションには、関係者の専用レーンを設けるとともに、利便性を高めるためG20専用の電子ビザも準備した。国民の関心を高めるために、街中にはG20のロゴがあちこちに掲げられ、リヤドをはじめ主要な会合が開催される各都市ではホテル需要が逼迫するという、うれしい悲鳴が関係者から聞かれていた。新型コロナウイルスの影響で3月中旬以降の会合は全てオンラインに移行せざるを得なかったが、これまで整備に取り組んできたデジタルインフラを活用しつつ、サウジアラビアは議長国として十分なリーダーシップを発揮し議論をまとめていった。G20の歴史上、サミット会合が年に2回(3月の臨時会合、11月の本会合)行われたことも初めてのことだった。

G20には、多分野にわたる政府会合に加え、エンゲージメント・グループと呼ばれる、政府とは独立する団体が主催し、討議結果を議長国に提言する仕組みが備わっている。サウジアラビアは新たに「V20(Value:価値)」と銘打ったグループを立ち上げ、非公式ながらサミット直前に第1回会合を開催した。世界中でさまざまな価値が揺れ動く時代に、サウジアラビアが新たなリーダーシップを示す機会ともなった。G20議長のバトンは2021年の議長国イタリアにつながれた。

(庄秀輝)

(サウジアラビア)

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