日本から中国への渡航、搭乗手続きに「グリーン健康コード」取得が必要に

(中国、日本)

北京発

2020年12月09日

日本を出発地、中国を目的地とする中国籍・外国籍の乗客は12月1日から、航空機搭乗手続きで「グリーン健康コード」を事前取得し、かつ、コードの有効期限内に航空機に搭乗することが必要となった(注)。手続きなどに関する詳細は、在日本中国大使館のホームページ外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますに掲載されている。

日本から中国に渡航する場合は11月8日以降、搭乗前2日以内(検体採取日から起算)の新型コロナウイルスPCR検査陰性証明と血清IgM抗体検査陰性証明(以下、ダブル陰性証明)が搭乗手続きに必要で、これまでは紙媒体での証明書の提出が求められていた(2020年11月5日記事2020年11月11日記事参照)。

12月1日からは、(1)中国籍の乗客については、ダブル陰性証明を取得後、「防疫健康コード国際版」のWeChatミニプログラム(微信小程序)またはネット版を利用して健康状態などを入力し、ダブル陰性証明をアップロードする必要がある、(2)外国籍の乗客の場合、ダブル陰性証明を取得後、在日本中国大使館ホームページに掲載されているウェブサイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますまたはQRコードにてアカウント登録をして健康状態などを入力し、ダブル陰性証明をアップロードすることが必要となる。いずれの場合も、在日本中国大使館・総領事館の確認完了後に「グリーン健康コード」を取得できる。

在日本中国大使館はコードには申請期限があるとした上で、「深夜の時間帯やチェックイン現場など十分な時間的余裕がない状況で申請した場合、健康コードが付与されず搭乗に支障が生じるケースがあることから、申請期限を順守するよう」呼びかけている。各航空便についてのコードの申請期限は、在日本中国大使館の公式WeChatアカウント外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますに掲載されている(12月4日時点の情報)。

なお、これらの手続きは随時変更される可能性があるため、渡航に当たっては、在日本中国大使館ホームページなどで最新の情報を確認することが必要だ。

(注)中国籍の乗客に対しては「HSマーク」、外国籍の乗客には「HDCマーク」の「グリーン健康コード」が必要となる。

(藤原智生)

(中国、日本)

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