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変わる工業団地、動画撮影スタジオが新設

(ベトナム)

ホーチミン発

2020年12月28日

ベトナムの大手映像制作会社MCVは12月19日、ホーチミン市で新社屋「MCVコンプレックス」(6,000平方メートル)の開設式典を行った。社屋内に、動画・映画の撮影スタジオ10カ所とホール(収容人数1,500人)がある。工場が立ち並ぶ工業団地の一角に進出したことが特徴だ。

工業団地「タントゥアン輸出加工区」(総面積300ヘクタール)は、ホーチミン市内中心部から車で約15分と立地の良さに恵まれる。1993年から企業が進出し、現在、20カ国・地域の199社が進出。日系企業は最多の64社で、ミシン部品製造のJUKIなど主に製造業が立地している。

MCVは2007年に設立され、「新婚さんいらっしゃい!」など、日本のテレビ局からフォーマットを購入し、ベトナム版の番組を制作してきた。また、テレビ局を通じ、「家政婦のミタ」をはじめ数十タイトルを放映してきた。近年では、Facebook、YouTube、Tik Tokを発信媒体としたデジタルコンテンツの制作・配信も手掛ける。

MCVのファム・トゥ・リェム社長などによれば、新社屋の場所の決め手は以下のとおり。

  1. スタジオを含め制作施設には広大な敷地が必要。遠隔地には土地はあるが、人材(クリエーター、俳優、タレント、歌手など)は集まらない。「タントゥアン輸出加工区」はホーチミン市中心部からのアクセスが良い。2021年に誕生予定のホーチミン市直轄市のトゥードゥク市(2020年12月16日記事参照)もサイゴン川の対岸にある。
  2. 建設業者などを通じて適地を探したところ「タントゥアン輸出加工区」を紹介された。工業団地を紹介されたことは想定外だったが、当社は海外向けのコンテンツ制作も手掛けており輸出企業として認められた。
  3. 「タントゥアン輸出加工区」には国内IT最大手のFPTが進出企業向けにデータセンターを整備。スタートアップのVNG(2018年9月14日記事参照)も進出する。デジタル産業が集積し、ホーチミン市のシリコンバレーとして発展する可能性を期待する。
写真 開設式典記念写真(MCV提供)

開設式典記念写真(MCV提供)

写真 開設式典でのアーティストのパフォーマンス(左:MCV提供、右:ジェトロ撮影)

開設式典でのアーティストのパフォーマンス(左:MCV提供、右:ジェトロ撮影)

(比良井慎司)

(ベトナム)

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