公務員の在宅勤務要請など関連規制を再び強化
(香港)
香港発
2020年12月02日
香港政府の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は11月30日、臨時記者会見を開き、新型コロナウイルスの感染拡大防止措置の一層の強化を発表した。
林鄭長官は冒頭で「現在の感染拡大状況は非常に深刻で、新規感染者数は4カ月ぶりに100人を超え、9割以上が域内感染者」とし、「各措置について、最も状況が厳しかった7月並みの水準に戻す」と述べた。強化される主な措置は以下のとおり。
(1)公務員の在宅勤務
- 緊急性、必要性の高いサービスに従事する者を除き、公務員は在宅勤務とする。民間企業にも同様の対応を取るよう強く求める。
(2)飲食店関連
- 午後10時から翌日午前4時59分まで、レストラン店内での飲食禁止
- 1テーブルの着席数は2人まで
(3)娯楽施設関連
- ゲームセンター、博物館、映画館、テーマパーク(香港ディズニーランド、オーシャンパークなど)、カラオケ、麻雀店、プールなどの営業禁止
- スポーツジム、室内体育施設ではマスクを着用し、トレーニングなどは1組2人まで
(4)集合禁止
- 公共の場での集合は2人まで
上記措置の実施期間は12月2~15日の2週間とする。
(渕田裕介)
(香港)
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