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議会が解散、直近2年間で4回目の総選挙へ

(イスラエル)

テルアビブ発

2020年12月25日

12月23日付のイスラエル現地紙「ハアレツ」は、イスラエルの国会に当たるクネセトが12月22日深夜に解散したと報じた。2020年度(暦年)予算案(注)が期限までに成立できなかったことによる自動的な解散で、直近2年間で4回目の総選挙となる。21日には予算案の成立期限をさらに31日まで延長する決議案がクネセトに提出されたが、僅差の反対多数で否決されていた。

解散によって、現政権は2021年3月23日に予定される次回総選挙後までの暫定政権となり、ベンヤミン・ネタニヤフ氏が首相の座にとどまる。ネタニヤフ首相率いる与党リクードと、ベニー・ガンツ国防相率いる連立与党「青と白」は、これまで予算案の成立期限を延長して協議を図ってきたが、両者の間の予算案をめぐる交渉が最終的に決着しなかったかたちだ。

「エルサレム・ポスト」紙に掲載された複数の世論調査によれば、次回総選挙結果の予測として、ネタニヤフ首相率いるリクードが最も高い支持を受けている一方、ガンツ国防相率いる「青と白」への支持は現有14議席に対して4~6議席程度と予想されている。また同調査によれば、首相に最もふさわしい人物として、ネタニヤフ首相が36~39%の支持を集めている。

冒頭の現地紙の報道によれば、今回の解散をめぐり、ネタニヤフ首相は「われわれは解散したくなかったが、再度総選挙となれば、われわれが大きく勝利するだろう」と述べたのに対し、「青と白」は「もし(ネタニヤフ首相に対する汚職疑惑の)裁判がなければ、予算は成立し、再度の総選挙もなかっただろう」としてネタニヤフ首相を批判した。

(注)2020年5月の連立内閣の組閣以降、2020年度予算案が審議中として成立せず、暫定予算での国家運営となっていた。

(吉田暢)

(イスラエル)

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