年末年始の規制強化を発表、観光都市は特に厳しく

(モロッコ)

ラバト発

2020年12月24日

モロッコ政府は12月21日、新型コロナウイルス感染拡大を抑え込むため、年末年始や1月の祝日を含む期間の規制強化を発表した。12月23日午後9時から3週間、これまでの規制に加えて追加措置を実施する。主な内容は以下のとおり。

【全国レベルで実施される規制】

  • レストラン、カフェ、商店、スーパーは午後8時に閉店
  • 午後9時~翌日午前6時までの外出禁止
  • 公的・私的なパーティー行事や集会の禁止

【カサブランカ、マラケシュ、アガディール、タンジェで実施される規制】

  • レストランの営業禁止

カサブランカなど感染が拡大する都市では引き続き、都市への出入りを原則禁止するなどの措置が続いている(2020年9月11日記事参照)。

保健省の発表によると、12月22日の新規感染者は2,646人、死者数は30人、累計感染者数は42万648人、累計死者数7,030人となっている。アフリカ大陸では南アフリカ共和国に次いで2番目、世界30番目の累計感染者数だ。

(石橋洋一郎)

(モロッコ)

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