PCR検査、フライト出発の72時間以内の実施が必要に

(バングラデシュ)

ダッカ発

2020年12月16日

バングラデシュ航空局は12月6日、出入国にかかる措置を追加で発表PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)した。本通達は11月30日の通達に続くもので(2020年12月8日記事参照)、入国時に提示する陰性証明書については、フライト出発時間の72時間以内に実施されたPCR検査によるものという点が明らかになった。これまでは、フライト搭乗の72時間以内に取得したPCR検査の陰性証明書としていたため、注意が必要だ。

本通達における新たな内容は以下となる。その他の点については、11月30日付の通達の内容と同じだ。

  1. バングラデシュに入国する全搭乗者(外国外交官、14日以内滞在の外国投資家・起業家を含む)においては、フライト出発時間の72時間以内に実施したPCR検査による陰性証明書を到着時に必ず提示しなければならない。
  2. 中継地を経由してバングラデシュに入国する搭乗者については、中継地において空港から出た場合(航空会社からの要求で空港から出る場合を除く)、出発地で提示したPCR検査の陰性証明書は無効となる。再度、中継地からフライトが出発する72時間以内に実施したPCR検査の陰性証明書を取得する必要がある。

また、今回の通達では、入国時はPCR検査の陰性証明書を提示すると明記されているだけで、提出の必要はない。実際に、12月上旬に入国した日系企業駐在員は、入国時の陰性証明書は提示のみだったと話す。

(安藤裕二)

(バングラデシュ)

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