第3四半期の実質GDP成長率(速報値)、前期比プラス12%に回復

(メキシコ)

メキシコ発

2020年11月02日

メキシコ国立統計地理情報院(INEGI)は10月30日、メキシコの2020年第3四半期(7~9月)の実質GDP成長率(速報値)は季節調整済み前期比プラス12.0%(年率換算で57.4%)、前年同期比マイナス8.6%と発表した。

季節調整済み前期比の伸びを産業別にみると、第二次産業(鉱工業、建設、電力・水道)が22.0%増と伸長した。第2四半期(4~6月)には新型コロナウイルス感染拡大の影響により、自動車産業などの輸出向け製造業が操業停止を余儀なくされ、第二次産業の同期の成長率は歴史的大幅減を記録したが(2020年9月2日記事参照)、5月下旬以降は段階的に製造業の操業が再開し、第3四半期には経済全体の回復を牽引したかたちだ。商業などのサービス業で構成される第三次産業は8.6%増にとどまった。操業・営業制限が一部残っていたことに加え、景気悪化による需要減などが引き続き影響したとみられる。第一次産業(農牧林産業)は7.4%増だった。

前年同期比増減率を産業別にみると、第二次産業、第三次産業がともに8.8%減だった一方、第一次産業は7.6%増と好調だった。2020年1~9月の実質GDP成長率は前年同期比で9.6%減となった。確定値は11月26日に発表される。

大統領は2021年3月末に正規雇用数が新型コロナ以前の水準に回復すると見込む

ロペス・オブラドール大統領は10月30日の記者会見で、現在のペースで正規雇用数が増加し続ければ、2021年3月末には新型コロナウイルス感染による経済危機で失われた雇用を回復できるとの見方を示した(「エル・フィナンシエロ」紙、10月30日)。社会保険庁(IMSS)の統計によると、正規雇用者数は2020年2月末の2,061万3,536人から、7月末には1,949万5,952人へと約111万7,584人減少した。8月末には前月末比9万2,390人増、9月末には11万3,850人増と回復を見せている。

(松本杏奈)

(メキシコ)

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