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ベルギー流通大手、再エネ普及を目指しポルトガル企業へ出資

(ベルギー、ポルトガル)

ブリュッセル発

2020年11月18日

ベルギー小売り大手コルホイト・グループの投資部門であるコリス・インベストメント(Korys Investment、以下、コリス)は11月12日、配電事業者向けのシステムを提供するポルトガルのエネイダ(Eneida)へ出資することを発表した。エネイダは2012年に設立され、ポルトガル中部コインブラに拠点を置く中小企業。ポルトガルの投資ファンドである200Mやエネイダの既存株主との協調投資で、これによりエネイダは450万ユーロの資金調達に成功した。

同社が提供するシステムは、独自のスマートセンサーと人工知能(AI)ベースの解析システムにより、低圧電力のネットワーク上での電力需給状況をリアルタイムで監視、可視化するとともに、需給バランスの最適化を図るものだ。住宅への太陽光発電パネルや蓄電設備の設置、電気自動車(EV)用の充電スタンドの増設など、再生可能エネルギー活用に向けた取り組みが進む中、家庭やオフィスなど配電網の末端で急増する電力需給の変動を制御し円滑化する同社のシステムは、再生可能エネルギーの普及に寄与するものと期待されている。

グループ全体の再エネ戦略に合致

コリスは、エネルギー転換技術を重点投資分野の1つとしており、家庭用蓄電池を製造するドイツのスタートアップ企業ボルトストレージ(VoltStrage)や、中圧・高圧電力ネットワーク向けの最適化システムを提供するベルギーの企業アンパシモン(Ampacimon)に出資している。今回の決定をについてコリスは、エネイダのシステムの活用によって再生可能エネルギーのグリッドへの統合が進むこと、消費者がEVや太陽光発電パネルなどの技術を最適に活用できるようになることを期待しているとした。また、同じコルホイト・グループ傘下のパークウインド(Parkwind)は住友商事と洋上風力発電事業を行うなど、グループ全体でも再生可能エネルギーへの取り組みを行っている。

なお、エネイダは欧州各国に加え、オーストラリアとニュージーランドでも既にサービスを提供しているが、今回の資金調達によって、既存サービスの強化とともに、進出国を拡大する意向を示している。

(山田泰慎)

(ベルギー、ポルトガル)

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