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EECでの登記企業数、第3四半期は回復傾向に

(タイ)

バンコク発

2020年11月10日

商務省事業開発局(DBD)によれば、2020年1~9月の期間内に、タイで新規登記した企業は5万178社(前年同期比12.9%減)、投資額(出資額)は1,483億8,300万バーツ(20.3%減、約5,045億円、1バーツ=約3.4円)となった。他方、同期間内に東部経済回廊(EEC)域内で新規登記した企業は4,879社(14.0%減)、投資額は139億4,733万バーツ(29.7%減)となり、EECが企業数・投資額ともにタイ全体の約10%を占めている(注1)。

タイ全体・EEC域内とも、新規登記は前年同期比で減少しているが、EEC域内の減少幅の方が大きい。2020年のEECにおける企業登記の推移を四半期別でみると、第1四半期(2,033社、51億9,398万バーツ)と比べ、第2四半期(1,215社、29億5,248万バーツ)が大きく減少している。新規登記では不動産業、建設業、不動産仲介業が上位を占めるが、新型コロナウイルスの影響を踏まえた大型事業の延期、外国資本による投資減少などが、減少理由の1つと推測される。ただ、第3四半期(1,631社、58億87万バーツ)は前期比で増加しており、回復傾向にある。

EECでは日本が累積首位、中国も増加

2020年9月末時点で、EEC域内で既に登記されている企業総数(累積)は7万2,185社だった。業種別でみると、サービス業が4万3,841社(全体の60.7%)と最多となり、小売・卸売業が1万7,399社(24.1%)、製造業が1万945社(15.2%)と続き、非製造業が多いことが分かる(注2)。

また同様に、9月末時点でのEEC域内における外国資本による投資額の累積は7,902億588万バーツで、全体の 40.6%に相当する。外国資本を国籍別でみると、日本がトップで3,810億7,518万バーツ(外資全体の48.2%)だ。そして、中国が2位で902億9,827 万バーツ(11.4%)、シンガポールが3位で432億6、359万バーツ(5.5%)、米国が4位で253億5,319万バーツ(3.2%)、韓国が5位で240億8,066万バーツ(3.1%)と続く。中国資本が外国資本に占める割合は、2018年6月時点では6%だったが、2020年9月には11.4%まで拡大している点が注目される。

(注1)タイ商務省より、タイ全体は月例報告(9月)PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)、EECは四半期報告(1~9月)PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)を参照。業種分類はレポートにより異なる。一定期間経過後、過去報告書のリンクは削除される可能性がある。

(注2)累積には、2020年9月末時点で登記されており、かつ商務省が稼働中と見なした企業のみをカウント。

(田口裕介、今泉美里)

(タイ)

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