封じ込めゾーンでのロックダウンと活動再開ガイドライン、11月末まで延長

(インド)

アジア大洋州課

2020年11月02日

インド内務省は10月27日、新型コロナウイルス感染対策に関し、9月30日に発表した封じ込めゾーンでのロックダウン期間延長と、それ以外の地域での活動再開にかかるガイドライン(2020年10月5日記事参照)の11月30日までの延長を発表PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)した。同ガイドラインでは、10月15日以降、一定条件下で映画館、劇場などの娯楽施設や企業向け(B2B)の展示会の再開が許可され、多くの分野で活動制限が緩和された。一方、各自治体が指定する感染者の多い封じ込めゾーンでのロックダウンや国際定期旅客便の着陸停止措置は継続とした。

10月29日のインドの新型コロナウイルス新規感染者数は4万9,881人と、一時期より落ち着きを見せてはいるが、累計感染者数は804万203人となっている。10月以降、人の往来や交流が増える祭事シーズンに入り、感染拡大は予断を許さない状況だ。

日本航空(JAL)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます全日空(ANA)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますエア・インディアPDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)は、11月以降の日本・インド間の臨時便運航を発表した。8月以降、日本からインドへはチャーター便のみ運行されていたが、臨時便は航空会社が航空券を自社販売し、日本~インド便を運航することができる。これにより、日本人駐在員や出張者のインド往来の増加が見込まれる。

(古屋礼子)

(インド)

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