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第3四半期のGDP成長率はマイナス3.4%、減少幅は縮小

(香港)

香港発

2020年11月04日

香港特別行政区政府(以下、香港政府)統計処は10月30日、2020年第3四半期(7~9月)の実質GDP成長率の推定値が前年同期比でマイナス3.4%だったと発表した(添付資料図参照)。1974年の統計開始以来で最低水準を記録した2020年第1四半期から横ばいだった第2四半期(4~6月)(マイナス9.0%、確定値)と比較すると、マイナス幅は縮小したものの、2019年第3四半期以降、5四半期連続のマイナス成長となった。

GDP成長率を需要項目別にみると、個人消費支出は統計開始以降最大の下げ幅となった前期(14.2%減)から6.5ポイント上昇したものの、前年同期比7.7%減となった。第3四半期後半には持ち直したものの、7~8月に生じた新型コロナウイルス感染第3波によって消費者心理が後退したことが影響した。

政府消費支出は前年同期比6.4%増と、前期(9.7%増)から3.3ポイント低下した。固定資本形成は11.2%減と、前期(21.4%減)から10.2ポイント上昇した。

貿易は、財輸出が前年同期比3.8%増と、前期(2.2%減)から6.0ポイント上昇した。主要貿易相手国、特に中国本土の需要増によってプラス成長となった。財輸入も1.9%増と、前期(6.7%減)から8.6ポイント上昇した。サービス輸出は、前期(45.6%減)より10.8ポイント上昇したものの、観光業が引き続き停止状態にあることから34.8%減となった。サービス輸入も、前期(44.5%減)より6.7ポイント上昇したが、37.8%減となった。

第4四半期の経済活動は回復基調を見込む

香港政府報道官は10月30日のプレスリリースにおいて、「香港経済は、2020年第2四半期に底を打ち、第3四半期には若干の改善をみせた」とし、その上で、「中国経済の急速な回復が香港の輸出を助けることになる。米中対立の激化などといった不確定要素は存在するものの、香港域内での新型コロナ感染の急拡大がなければ、第4四半期も回復が継続するだろう」と述べた。

香港政府は11月13日に、2020年のGDP見込み値と修正後のGDP成長率を公表する。

(野原哲也)

(香港)

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