ガーナへの海外直接投資、上半期は前年同期比5倍

(ガーナ)

アクラ発

2020年11月04日

ガーナ投資促進センター(GIPC)のヨフィ・グラント最高経営責任者(CEO)は10月25日の記者会見で、GIPCの所管するガーナの2020年上半期の海外直接投資受け入れ額が6億2,752万ドルと、前年同期比で急増したと発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。前年同期は1億2,326万ドルで、約5倍となった。

上半期に登録されたプロジェクトは69件で、このうちサービス業が25件を占め、次いで製造業が21件、輸出貿易業が11件と続いている。

金額ベースでは、卸売・小売業が2億4,605万ドルで最も高く、鉱業が2億3,102万ドルで続いた。政府が鉱山会社数社と、チラノ金鉱山をはじめとする国内の鉱物探査のための大規模な投資協定を締結したことによる。製造業も1億7,067万ドルと多くの投資が見られた。マトリックス・インダストリーズによる紙・アルミ製品製造や、塗料関連製品を製造するガーナとケニアの合弁会社レインボー・ペイントのプロジェクトなどが挙げられる。

(関根広亮)

(ガーナ)

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