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「新型コロナ禍」でも域内旅行が活況の台湾、東部や離島も好調

(台湾)

中国北アジア課

2020年10月08日

「新型コロナ禍」で海外への渡航が制限される中、台湾では域内旅行が活況だ。新型コロナウイルス感染拡大によって、インバウンドとアウトバウンドの両市場が消失したことで旅行業界は生き残りをかけ、各社が知恵を絞っている。台湾旅行会社大手の雄獅旅遊(ライオントラベル)と、創業50年の歴史を有する保保旅遊が共同出資で2018年1月に設立した「雄保旅遊(ライオンボビートラベル)」の李春霖総経理に、同社の企画で人気を博している離島クルーズについて話を聞いた(9月29日)。

(問)「新型コロナ禍」の今、力を入れている旅行商品について教えてほしい。

(答)現在は海外旅行ができないこともあり、100%域内旅行商品に絞り、営業に力を入れている。もともと台湾の域内旅行は、せいぜい1泊2日か日帰り旅行が主流だったが、「新型コロナ禍」で、風光明媚(めいび)な東部などの観光地でのんびりする、滞在型の旅行商品が人気となっている。同社はマレーシア系のクルーズ船会社と提携し、台湾本土から離島を周遊するツアーを企画。7月の販売開始から9月25日までで、2万8,000人がクルーズツアーを申し込んだ。提携したクルーズ船の定員は3,600人だが、1回の乗員数を1,800人(うち600人が乗務員)に抑えることで、船内が密にならないよう配慮した。

(問)日本国内ではダイヤモンド・プリンセス号内での集団感染により、国際クルーズ船にはマイナスイメージがつきまとうが、これまでのクルーズ船とどこが違うのか。

(答)このクルーズ船は、台湾衛生福利部疾病管制署(CDC)の認可を受けている。具体的な防疫対策としては船内入り口に、赤外線の感温センサーを設置、陰圧隔離室を22室用意したほか、船内116カ所に消毒用アルコールのオートディスペンサーを設置、洗面台もオート化(自動水栓)した。また、空調を改造し、外気を取り入れ船室内を循環させた空気は全て外部に排出される換気システムに変更した。

(問)今後の計画について教えてほしい。

(答)新幹線やバスだけでなく、クルーズ船で花蓮や高雄を周遊するツアーを催行する。今後、日本との観光往来が再開されれば、これまでなかった日本語対応の小グループツアーを手掛ける。沖縄から直接、澎湖など台湾の離島を巡るツアーも企画したい。台湾の観光産業を牽引する立場として、充実した旅行商品を企画し、日本人旅行者にも新しい台湾の魅力を伝えたい。

(相馬巳貴子)

(台湾)

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