香港政府、新型コロナ感染防止策を引き続き延長

(香港)

香港発

2020年10月15日

香港政府は10月13日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて実施している感染防止策を引き続き延長すると発表した。政府は9月24日以降、レストラン店内での飲食可能時間を延長するなど諸規制の緩和を進めているが(2020年9月16日記事参照)、規制の期限については1週間単位で延長を続けている。

政府食品・衛生局のスポークスパーソンは「香港の感染確定例は過去一週間、増加が続いており、その中には多くの感染経路不明例がある」と述べた。このため「数カ月に及ぶ抗疫生活により、市民に疲労感が出ていることは理解している」としつつも、公衆衛生リスクの観点から、飲食店などに対する規制を10月22日まで延長するとしている。

延長する主な措置は以下のとおり。

1.飲食業関連

  • 午前0時~午前4時59分までは、レストラン店内での飲食禁止
  • 1テーブルの着席数は4人まで(バーは2人まで)
  • 座席数は定員の50%まで
  • ディスコ、サウナ、スチームバスなどは引き続き営業禁止

2.集合禁止

  • 公共の場での4人を超える(5人以上の)集合禁止

3.マスク着用

  • 公共交通機関利用時を含め、公共の場でのマスク着用義務付け(屋外公共スポーツ施設などを除く)

(渕田裕介)

(香港)

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