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ラゴス州で24時間の外出禁止令、警察に対するデモに便乗の暴徒に対処

(ナイジェリア)

ラゴス発

2020年10月23日

ナイジェリア警察の特別強盗対策部隊(Special Anti-Robbery Squad、SARS)の活動を非難する抗議デモが全国で激化している中(2020年10月15日記事参照)、ラゴス州では10月20日、デモ参加者ではない暴徒らがデモに便乗して州内4カ所の警察署に放火し、警察官が死亡するなど人的被害が出ている。

ババジデ・サンウォオル・ラゴス州知事は、SARSの活動に問題があることを認め、平和的に実施されているデモに賛同する意向を示しており、10月12日にデモ中に警察が発砲した流れ弾に当たって死亡した男性の遺族を17日に弔問するなど、州民に寄り添う姿勢を見せている。

しかし、暴徒が施設を破壊し、デモ隊を襲撃するなど治安が悪化しているため、州政府は20日午後4時から始まる24時間の外出禁止令を発令した。禁止令解除が通知されるまで継続される。発令直後から州内のBariga, Yaba, Somoluなど一部地域で暴徒が略奪行為を始めるなどの様子をジェトロ・スタッフも目撃した。また20日夜、ビジネス街区と郊外住宅地を結ぶ道路の料金所(Lekki Toll Gate)に配置された治安部隊がデモに繰り返し発砲、死傷者が出たもようだ。

デモ隊は全国主要都市で道路や広場を占拠しており、銀行や企業の営業所、学校が閉鎖され、各地で激しい交通渋滞が発生している。ラゴス空港では同日夜から全便の発着がキャンセルされた。ラゴス商工会議所(LCCI)はデモによる全国の経済損失は、最初の発生から12日間で7,000億ナイラ(約1,960億円、1ナイラ=約0.28円)に上ると試算した。

写真 外出禁止令発令直後、外国人居住区のスーパーマーケットに押し寄せる大勢の買い物客(ジェトロ撮影)

外出禁止令発令直後、外国人居住区のスーパーマーケットに押し寄せる大勢の買い物客(ジェトロ撮影)

(西澤成世)

(ナイジェリア)

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